除雪

冬には田畑での野良仕事ができないので、代わりに除雪作業をします。「雪と戦う」ではなく「雪と遊ぶ」と考えて付き合っています。


母屋2階屋根からの雪下ろし

屋根に「滑り止め」を付けると雪が勝手に滑り落ちることはありません。その代わり、限度を超えて雪が溜まると家が潰れてしまいます。「滑り止め」が無いと勝手に落下した氷の塊によって家や人に被害を与えますので、家と人を守るためにカバーを付ける必要があります。このように「滑り止め」の有無には一長一短があります。

母屋2階屋根には滑り止めが付いているので、それより上の雪が勝手に滑り落ちることはありません。雪が溜まってその下の部屋の襖が動かなくなりましたので雪下ろしをしました。除雪作業で最も危険な作業なので注意深く行います。

滑り止めより下に溜まった雪が屋根の先にせり出し、雪庇が1メートル近くできています。地上から2階屋根に直接届く7メートル余りの二段式梯子を掛けます。雪庇に掛けた梯子を上っていって、雪庇の自分の体重を支えている部分を片手でスコップを使って削ります。非常に危険な作業なので梯子が外れないように、梯子の途中をロープで2階の窓を通して屋内の柱に縛っておきます。雪庇を少しずつ削りながら緩んだロープを締めていきます。このようにして梯子が屋根の金属部分に到達しました。滑り止めは屋根の先端から1メートルくらい奥にあるので、それより手前で雪に乗ると雪と一緒に転落する危険があります。梯子に乗ったまま滑り止めが現れるまで片手で雪を削り取ります。

滑り止めに手が届き、さらにその向こうに自分の足場を確保したら、滑り止めにつかまりながら屋根に移ります。この間、滑り止めの手前側(下側)に体重を掛けているときには決して滑り止めから手を離しません。滑り止めの奥に体重をかけることができてはじめて両手を使えるようになります。

物差しで雪の厚さを測ると90センチありました。滑り止めの下に絶対行かないようにしながら雪下ろしを始めました。写真ではプラスチックのスコップで除雪していますが、厚さの上半分しか歯が立ちません。下の部分は硬くなっているので金属のスコップで四角(直方体)に切り取りながら下に放り投げました。スノーダンプを使って雪下ろしをしている光景をみることがありますが、私はスノーダンプを使いません。理由は屋根の端まで行って雪を落す必要があり、そこは滑り止めの外側であったり雪庇の上だったりして危険だからです。 雪(氷)を全部取ると濡れたトタン屋根が滑りやすいので、危険です。トタンが出るまでは除雪せずに終了します。